地域防災研修会の実施(北上地区自治会連合会)
地域独自の自然特性や想定される災害などを理解し、地域の有事に自治(町内)会長として対応する「知識と能力」の向上を図るため、地域防災研修会(自主防災組織災害対応訓練)を北上地区自治会連合会が開催しましたので、市内の自主防災活動の好事例として概要を紹介します。
1 開催日時
令和4年6月17日 午後6時30分から8時00分まで
2 主催者
三島市北上地区自治会連合会
3 参加者
北上地区内21自治(町内)会長及び防災委員長30名が参加
写真
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北上地区自治会連合会長挨拶 -
地域防災研修会(自主防災組織災害対応訓練)の様子
地域防災研修会での想定
№1 | 【台風接近情報を確認した会長の当初の措置事項について】 |
想定 | 令和4年●月●日に発生した台風●号は、半径30㎞の暴風圏を伴う大型台風に発展し、現在、小笠原諸島東南にあって北進中。予報によれば、今夜遅くには静岡県東部に接近、上陸が予想されている。これを受け、市災害対策本部より、本日午後5時に市内全域にレベル3『高齢者等避難』を発令するとの連絡が入った。 |
付与情報 | 本日は平日で、役員や組長の一部は、不在としている可能性がある。(携帯電話による通信は可能) 地域の河川は、本日朝からの降水により水位が上昇し、一部は「避難判断水位」近くに達している。 |
Q1(1) | -本情報を確認した自治(町内)会長の措置・対応は? |
Q1(2) | -高齢者・障がい者など要配慮者への対応は? |
Q1(3) | -公民館や集会所を保有している自治(町内)会の対応は? |
Q1(4) | -会長や役員が不在(携帯電話での通信は可能)のときの対応は? |
№2 | 【避難所開設のための会長の指揮手順及び連絡・連携について】 |
想定 | 市災害対策本部より、避難所開設の指示を受けた。 |
Q2 | 自治(町内)会長として、避難所開設の指揮手順及び連絡・連携はどうするか? |
№3 | 【避難所管内の住民の安全確認・措置について】 |
想定 | <ある避難者からの申し出> 隣の78歳になる婦人に対して、「一緒に避難しませんか?」とお誘いしたが、断られた。そのまま避難してきたが、やはり心配なので対応してほしい。 |
付与情報 | 現在、避難所には4家族11人の避難が完了しており、今後も避難者は増加する見込み。 会長の他、避難所運営役員として3人が活動しており、役員には引き続き、避難者受け入れの対応をお願いしている。 |
Q3 | 避難所運営にあたる会長の措置・対応は? |
№4 | 【避難所における「トラブル」対応について】 |
想定 | 避難所を開設してから4時間が経過し、避難行動は少し落ち着いてきている。外は引き続き、大雨・強風が継続中。避難者は家族単位で避難の長期化に備えて準備中。 その中の奥様より次の申し出があった。なお、奥様の主人は現在出張中であり、一緒に来た家族は、義父(85歳)、中学2年生の女の子、小学5年生の男の子の4人である。 <申し出の内容> 一緒に来た義父が「ここでは眠れないので今から家に帰る。」と言い出した。奥様が説得しても全く聞き入れてくれないので、義父を説得してほしい。 *奥様によると、義父は気は小さいが、頑固・気が短い人柄とのこと。 |
Q4 | 自治(町内)会長としての措置・対応は? |