幼児環境教育推進プロジェクト
目的
幼保一元化による幼児への環境教育・環境学習を推進する。
内容
幼児期からの環境教育の重要性を考慮し、保育園保育士及び幼稚園教諭等からなる幼児環境教育推進プロジェクトチームを結成し、幼児環境教育におけるプログラム及び教材等の研究・開発、策定し、幼児環境教育の幼保一元化を図る。
- 環境教育教材バンクの設置
- 手づくり環境教育教材の研究・開発
- 環境教育マニュアル(指導案含む)の作成・充実
- 園児参加型プログラムの実施
実績(経過)
- 幼児環境教育推進プロジェクトチームの設置
- 設置 2003年度
- 構成
23人(保育園7園7人、幼稚園11園11人、関係課1課2人、事務局3人)(令和元年度)
- 環境教育教材バンクの設置
- 設置 2003年度
- 内容
保育園、幼稚園及び環境政策課が保有するカルタ、ビデオ、絵本、紙芝居等の環境教育教材の相互貸し出し制度。保育士、教諭による手作り教材も含め、43種類の教材を貸し出し。
- 手づくり環境教育教材の研究・開発
- 環境カルタ
文言は園児や保護者から募集。自然編は絵札に幼児が絵を書いて作成。
- 「エコライフ編」1セット作成(2004年度)
- 「自然編」1セット作成(2005年度)
「エコライフ編」 さ
ぬ
む
へ
も
わ桜のトンネル三嶋大社 エンジン切ったらいい臭い
抜かないでお風呂の水も再利用
むだなほうそう 「いりません。」
ペットボトルで作ったバケツ水遊びに大活躍
もったいない心を育てるじいじとばあば
わすれずけします おへやのあかり ・・・・・「自然編」 む
ま
い
な
の虫取り楽しい水の苑緑地
松毛川カメの親子がのんびりと
一年中 おはながいっぱい 花街道
中島の田んぼのかえるが歌うたう
野に咲くお花を 大切に ・・・・・
(絵札例:自然編)
- 環境はめ絵
箱根西麓の山林の間伐材を活用して、板に書いた絵を切り抜き、その絵をはめる遊び
- 「三島の野菜と果物」(3歳未満児用):2004年度作成
- 「水辺の生き物」(3歳児用):2004年度作成
三島の野菜と果物
水辺の生き物 - 環境絵合わせ
箱根西麓の山林の間伐材を活用して、絵を書いた板を9個に切り、板を合わせて絵を完成 させる遊び。
- 「三島市の鳥・花・木」(4歳児用):2004年度作成
- 「三島の名所と有名なもの」(5歳児用):2004年度作成
- 間伐材をサイコロ状に切り、6面それぞれに6種類の絵を書き、面を合わせて絵を揃える遊び。
※おもて(写真左)
市の鳥「カワセミ」、市の花「三島桜」、市の木「イチョウ」に加え、ミシマバイカモやそこにすむ魚たちを描いた※うら(写真右)
市の三島桜のマンホールを模倣した
- 環境マップ「子供と自然ふれあいマップ」の作成
新しい園外保育の場所探しなどに活用することを目的に、本プロジェクトのメンバーがお勧めする、子供が自然と触れ合える場所を集めた環境マップ作成。
- 各園(先生)向け:2007年度作成
- 一般向け:2008年度版 環境マップ「子どもと自然ふれあいマップ」
2019年度版 環境マップ「子どもと自然ふれあいマップ2」
- 環境カルタ
- 幼児環境教育マニュアルの作成
- 作成 2004年度以降随時作成
- 概要
- 料理のレシピのように初めての人でも簡単にできる環境教育のマニュアルを作成
- 各園独自の活動が掲載されている(平成31年3月時点で216事例を掲載)
- 内容
- 生き物の飼育
- 自然の体験
- 環境教育教材等の活用
- 物を大切にする学習
- ごみの堆肥化
- 植物の栽培
- 中学生から贈られた教材の活用(間伐材教材)
- 環境意識を高める教育
- 園児参加型プログラムの実施
- 実施 2015年度~
- 内容
- 身近な自然や環境について、環境ボランティアや講師から学ぶ
- 実施例
- 楽寿園の自然観察
- 夏梅木川の水生生物観察
- ごみの学習会 など
中学生の協力による環境教育教材作製
平成18年度
市内3中学校(北中学校、北上中学校、中郷西中学校)の協力により、箱根西麓の間伐材を利用した環境教育教材を作製していただきました。
できあがった教材は中学生から園児にプレゼントしていただきました。(写真は北中学生から北幼稚園へのプレゼントのようすです)