俳諧と玉沢妙法華寺

三島ゆかりの作家とその作品

一瓢上人の俳諧文学

 三日月に挟まれまいと舞う雲雀
 はつ空を狭しと鴦の輪とりかな

 の練達の吟詠は、妙法華寺の第41代日恒上人の作品である。
上人は俳号を一瓢という文人であり、『玉山人家集』及び『俳三昧』の二句稿がある。江戸谷中の本行寺から文化14年(1817)に48歳の時、玉沢に移った。
谷中時代に一茶や蜀山人との親交があったと言われている。



紹介にあたりましては「市制50周年記念誌」を参考にさせていただきました。