三島の村名1 伊豆佐野村(佐野・萩地区) (平成27年6月1日号)
伊豆佐野村は現在の三島市北上地区、大場川左岸の裾野市との境に位置しています。萩地区は佐野の飛び地でしたが昭和初期に完全に独立した地区として認められるようになったようです。裾野市域にも佐野村があるため、これと区別するために「伊豆佐野」と呼ばれます。佐野の佐(さ)は「狭(さ)」で狭い場所、という意味
からきているそうです。また、この地名は鎌倉時代からあったようで、頼朝が箱根神社に寄進した「佐野郷(ごう)」は伊豆佐野のことだろうとされています。江戸時代後半の村高(むらだか)は四九一石で比較的規模の大きな村といえます。
佐野は上(かみ)・中(なか)・下(しも)の最寄〈(もより)村をいくつかに分けた区分〉に分かれています。一月中旬、夜中に搗(つ)いた餅を山神社に奉納する中最寄の「ヤッサモチ」と呼ばれる祭りはとくに有名です。
【広報みしま 平成27年6月1日号掲載記事】
佐野は上(かみ)・中(なか)・下(しも)の最寄〈(もより)村をいくつかに分けた区分〉に分かれています。一月中旬、夜中に搗(つ)いた餅を山神社に奉納する中最寄の「ヤッサモチ」と呼ばれる祭りはとくに有名です。
【広報みしま 平成27年6月1日号掲載記事】