歴史の偉人ゆかりの地12 三島黌(みしまこう) 〈三条実美(さんじょうさねとみ)〉 (平成25年3月1日号)
現在三島市役所がある場所には、かつて三島で最初の官立学校である公立三島学校がありました。
三島学校の前身は明治三年旧伝馬所跡(現在の三島中央町郵便局の場所)に設立された開心庠舎(かいしんしょうしゃ)という学校です。制度の変更により三島黌、三島学校と名称を変え、明治十二年に現在の市役所の場所に移転することになりました。
前身である三島黌の名を額にして新校舎に飾ることになり、ちょうど三島を通過する予定だった太政大臣三条実美に揮毫(きごう)を依頼することにしました。しかし、手違いですでに通過してしまっており、沼津まで追いかけて揮毫を頼んだという逸話が残っています。
当時の人びとの教育にかける思いが偲ばれるこの扁額は三島学校の玄関に掲げられ、現在は三島市郷土資料館に保存されています。
【広報みしま 平成25年3月1日号掲載記事】
三島学校の前身は明治三年旧伝馬所跡(現在の三島中央町郵便局の場所)に設立された開心庠舎(かいしんしょうしゃ)という学校です。制度の変更により三島黌、三島学校と名称を変え、明治十二年に現在の市役所の場所に移転することになりました。
前身である三島黌の名を額にして新校舎に飾ることになり、ちょうど三島を通過する予定だった太政大臣三条実美に揮毫(きごう)を依頼することにしました。しかし、手違いですでに通過してしまっており、沼津まで追いかけて揮毫を頼んだという逸話が残っています。
当時の人びとの教育にかける思いが偲ばれるこの扁額は三島学校の玄関に掲げられ、現在は三島市郷土資料館に保存されています。
【広報みしま 平成25年3月1日号掲載記事】