歴史の偉人ゆかりの地9 御殿地(徳川家光) (平成24年12月1日号)
三島社会福祉会館周辺は、昔御殿があったことから御殿地と呼ばれていました。元和9(1623)年三代将軍家光が将軍宣下の上洛の際、宿泊地を各地に新築させました。その1つが三島御殿です。
御殿は、総面積推定1万坪以上といわれ、庭園、本丸、二ノ丸が造営されていました。石垣、土塁(どるい)が東南西の三方に巡らされ、東西に御殿川、四ノ宮川が流れ城塞(じょうさい)にもなる館でした。家光が実 際に三島御殿を使用したのは2回程度で、寛永12年(1635)以降、将軍の上洛が行われなくなると、程なく廃止されました。
その後、明治中ごろまで御殿地付近は利用されず、後に田方郡役所、三島町役場、市立図書館などが置かれました。現在は御殿に祭られていた稲荷神社が御殿神社として残っています。
▲御殿地絵図
【広報みしま 平成24年12月1日号掲載記事】
御殿は、総面積推定1万坪以上といわれ、庭園、本丸、二ノ丸が造営されていました。石垣、土塁(どるい)が東南西の三方に巡らされ、東西に御殿川、四ノ宮川が流れ城塞(じょうさい)にもなる館でした。家光が実 際に三島御殿を使用したのは2回程度で、寛永12年(1635)以降、将軍の上洛が行われなくなると、程なく廃止されました。
その後、明治中ごろまで御殿地付近は利用されず、後に田方郡役所、三島町役場、市立図書館などが置かれました。現在は御殿に祭られていた稲荷神社が御殿神社として残っています。
▲御殿地絵図
【広報みしま 平成24年12月1日号掲載記事】