三島の自然6 愛染院跡の溶岩塚 (平成23年9月1日号)
三島では富士山の噴火によって流れ出したおよそ1万年前の溶岩があちこちで観察でき、三島溶岩流と呼ばれています。固まった溶岩の一部は小山のように盛り上がり、溶岩塚となります。今回は、市民文化会館前の道路中央で観察できる、愛染院跡の溶岩塚を紹介します。
愛染院とはかつてこのあたりにあったとされる寺院ですが、明治初期の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)により跡形もなく消滅し、今では「愛染院址」の石碑だけがひっそり残されています。長い年月のうちに固い溶岩の上にケヤキなどの樹木がゆっくり根を下ろし、今では塚を取り囲む小さな林になっています。
この溶岩塚は火山活動の研究に重要であり溶岩上の植生も貴重なことから、昭和41年、市の天然記念物に指定されました。
▲愛染院跡の溶岩塚
【広報みしま 平成23年9月1日号掲載記事】
愛染院とはかつてこのあたりにあったとされる寺院ですが、明治初期の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)により跡形もなく消滅し、今では「愛染院址」の石碑だけがひっそり残されています。長い年月のうちに固い溶岩の上にケヤキなどの樹木がゆっくり根を下ろし、今では塚を取り囲む小さな林になっています。
この溶岩塚は火山活動の研究に重要であり溶岩上の植生も貴重なことから、昭和41年、市の天然記念物に指定されました。
▲愛染院跡の溶岩塚
【広報みしま 平成23年9月1日号掲載記事】