三島の歌碑・句碑15 日々うらゝ 歩々道場の 一里塚 ―龍心鏡― (平成22年3月1日号)
錦田一里塚のそばに立つ箱根八里記念碑には、龍澤寺11世住職鈴木宗忠(そうちゅう)老師(1921~1990)の句が刻まれています。句の最後の「龍心鏡」とは、宗忠老師のことで、龍は龍澤寺、心鏡は老師の 室号〈(しつごう)心鏡室〉です。宗忠老師は栃木県足尾(日光市足尾町)に生まれ、昭和6年(1931)に 得度(とくど) 、昭和29年(1954)より龍澤寺にて山本玄峰(げんぽう) ・中川宋淵(そうえん)両老師に師事し、昭和48年(1973)に龍澤寺住職となりました。国内はもとより、イギリス、イタリア、ドイツなど海外の布教活動にも尽力しました。
この句は修行の節目と東海道の一里塚をかけた句で、どこにいてもそこが道場、人生修行の場であるという意味の禅語「歩々是道場(ほぼこれどうじょう)」が詠み込まれています。
▲錦田一里塚そばの記念碑
【広報みしま 平成22年3月1日号掲載記事】
この句は修行の節目と東海道の一里塚をかけた句で、どこにいてもそこが道場、人生修行の場であるという意味の禅語「歩々是道場(ほぼこれどうじょう)」が詠み込まれています。
▲錦田一里塚そばの記念碑
【広報みしま 平成22年3月1日号掲載記事】