三島の歌碑・句碑4 合掌す 三島ざくらの 満ち咲けば ―五所平之助― (平成21年4月1日号)
この句は、俳人として、また映画監督としても活躍した五所平之助(ごしょへいのすけ・1902~1981)が詠んだ句で、季語は桜、春の句です。句集『わが旅路』に昭和53~54年の作品として収められています。
五所監督は、水と緑が豊かな三島をこよなく愛し、昭和52年には記録映画『わが街三島』を多くの市民とともに製作しました。
この句に登場する「三島ざくら(桜)」は市の花になっており、昭和26年に遺伝学研究所で生まれ、それが現在の三島市役所庁舎の完成と同時期だったこともあり、三島の名が冠(かん)せられました。
満開の三島桜に何を思ったのでしょう。「合掌す」には、晩年を迎えた作者の祈りにも似た深い想いが込められているようです。
【広報みしま 平成21年4月1日号掲載記事】
五所監督は、水と緑が豊かな三島をこよなく愛し、昭和52年には記録映画『わが街三島』を多くの市民とともに製作しました。
この句に登場する「三島ざくら(桜)」は市の花になっており、昭和26年に遺伝学研究所で生まれ、それが現在の三島市役所庁舎の完成と同時期だったこともあり、三島の名が冠(かん)せられました。
満開の三島桜に何を思ったのでしょう。「合掌す」には、晩年を迎えた作者の祈りにも似た深い想いが込められているようです。
【広報みしま 平成21年4月1日号掲載記事】