パートナーシップによる“源兵衛川”の管理・再生システムが「世界水遺産」に登録︕︕

平成30年3月19日(月)ブラジル・ブラジリアで開かれた世界水フォーラムで、中郷用水土地改良区、グラウンドワーク三島が連名で申請した「パートナーシップによる“源兵衛川”の管理・再生システム」が「世界水遺産」に登録されました。国内では、新潟県関川用水と共に初の登録となります。

《世界水遺産とは》

 世界水遺産(World Water System Heritage)は、人間社会と環境との共生に貢献する人々によって培われてきた歴史的な水管理システム・組織・規約を、無形遺産に登録・表彰することを目的に、世界水会議により2016年に創設された制度です。100年以上が経過し地域コミュニティの知恵及び努力により作られ、多様な人々への関与や地域社会経済の発展に貢献した遺産が登録されます。
 登録により、源兵衛川の管理・再生システムの高い歴史的・文化的な価値が世界中に広く認知され、同河川を中心とした周辺の環境保全や地域づくりが、今後とも一層発展することが期待されています。

 世界水会議(WWC、本部所在地:フランス)は、世界で深刻化する水問題に対処することを目的として1996年に設立された非政府組織です。3年毎に地球上の水問題解決に向けた国際会議である「世界水フォーラム」を開催し、現在50か国、300程の企業、団体等が会員となっています。