スマート市役所の実現を目指します

 三島市は、令和元年7月にSociety5.0社会の実現を目指して全庁的に推進する「スマート市役所推進に関する委員会」を立ち上げ、業務棚卸など業務改善と企業などとデータ利活用によるスマートシティについて検討を行っています。
 この度、デジタル手続法の基本原則の一つである「デジタルファースト」を実現し、世界に向けて三島市の魅力を科学的に発信分析するデジタルマーケティングを実践することで、市民の皆様に迅速、便利で、質の高い行政サービスを提供するとともに、業務運用の効率化により生産性の高い行政運営などを行うため、下記のとおりスマート市役所宣言を行い取組みを推進します。

宣言文

 先端技術で経済発展と社会的課題の解決を図るSociety5.0社会及び「誰一人取り残さない」世界の実現を目指すSDGs(持続可能な開発目標)に対応するために、AIやIoTなどの先端技術やデジタルデータなどを積極的に活用する「デジタルファースト」により、便利で質の高い市民サービスの提供、生産性の高い行政運営、産業の活性化や産官学民が連携したまちづくりなどを行う「スマート市役所」の実現に向けて推進することを宣言します。
令和元年12月23日 三島市長 豊岡 武士

推進するための3つのファースト戦略

  1. 市民サービスのデジタルファースト
  2. 行政運営のデジタルファースト
  3. まちづくりのデジタルファースト

3つのファースト戦略の主な取り組み推進項目

(1)市民サービスのデジタルファースト
 AIなどデジタル技術を活用し、市民目線で迅速、便利な市民サービスを実現する
  1. 窓口サービスのオンライン化
  2. AIを活用した問合せ対応
  3. スマホなど多様な市民ニーズに対応した情報発信
  4. ICT活用による多言語対応
  5. キャッシュレス決済の推進
  6. 災害時の迅速な窓口対応
  7. 市民の情報を守る厳格なセキュリティ対策

(2)行政運営のデジタルファースト
 デジタルマーケティングの実践とAIなどデジタル技術の活用により、政策がしっかり届き、効果が測定できる正確で生産性の高い行政運営を目指す
  1. 観光など広報事業のデジタルを活用したマーケティングの推進
  2. 作る:届ける:計測する=3:6:1の考え方による広報の推進
  3. オープンデータの利活用推進
  4. AIやRPAなど先端技術を活用した業務の効率化
  5. データセンターの積極的な活用によるクラウド化の推進
  6. デジタル技術を活用した働き方改革の推進

(3)まちづくりのデジタルファースト
 デジタル技術やデジタル情報を活用して、産業の活性化や市の関係人口にとって魅力が伝わり効果が測定できるデジタルマーケティング、市民の利便性が高いスマートシティを推進する
  1. デジタル人材の育成
  2. 産官学民が連携したデータ利活用の推進
  3. 医療、介護、健康分野のデータ活用による健康寿命延伸
  4. ICT活用による交通の最適化とインフラ管理
  5. ICT活用による中小企業の生産性向上
  6. 農業など各産業分野でのAI等先端技術の活用