バスクリンのお風呂博士に聞く! 健康に役立つ「お風呂のコツ」(連載:第3回)

水道課では、スマートウエルネスの一環として、『みしま風呂ジェクト~なみなみ情報発信~』を推進中です。

今回は、株式会社バスクリンの「チームお風呂博士」の一人であり、調香師として製品の香りを担当してい る、製品開発部の佐々木大輔さんにお話を伺いました。

Q 心身の健康に、「香り」を役立てることができるって本当ですか?

A 本当です。

私は、香りを創る専門家ですが、日常生活のなかで「香り」が秘めている可能性は無限大だと思っています。

Q 確かに、なんとなく気持ちが落ち込んでいたり、疲れていたりするときに、よい香りをかぐと、理屈ぬきで脳が喜ぶ気がします。

A 一瞬で気分が安らいだり、高揚したりしますよね。

嗅覚は、本能や情動(感情の動き)にダイレクトに作用して自律神経系に働きかけます。

理性が関わらないのが、視覚や聴覚と違うところです。

Q 入浴剤を選ぶときの基準のひとつは、「香り」だと思います。
  浴室がお気に入りの「香り」に包まれると、気持ちがリラックスするような気がしますが、そんな研究はありますか?

A 入浴剤の香りは、リラックス感やリフレッシュ感などの気分に影響するという実験結果が得られてい ます。

さらには、睡眠効率の向上などの様々な結果が出ていますよ。

Q 一般的に、「香り」の種類によって、得られる効果に違いはありますか?

A リラックス効果を期待したいときは、ラベンダーや森の香りがおすすめです。

不安を和らげる効果を期待したいときはジャスミンやローズの香り、気持ちを和らげたいときはゆずや柑橘系の香りなどはいかがでしょう。

もっとも、いちばん重要なのは、脳が「気持ちいい」と反応する香りを選ぶことです。

難しいことをあれこれ考えず、直感を大切に選んでくださいね。