小中学校の施設整備補修
三島市の小中学校は、その多くが建設後35年以上が経過し、老朽化が進んでいます。三島市では施設の不具合への予防保全措置や長寿命化のため、計画的に補修整備を進めています。
三島市学校施設長寿命化計画
三島市の学校施設は、築30年を超える施設が全体の約7割を占めていることから、限られた予算の中で、これら課題に対応していくため、三島市学校施設長寿命化計画を策定し、学校施設の適正管理に努めていきます。
三島市学校施設長寿命化計画(概要版)(PDFファイル)
三島市学校施設長寿命化計画(概要版)(PDFファイル)
トイレ改修事業
市内の小中学校トイレについては老朽化が進んでおり、臭いの問題や、洋式トイレの不足などの問題が発生しております。
三島市では便器を洋式化し、床をドライ式に改修する工事を順次計画的に実施しています。
屋上防水及び外壁改修事業
老朽化した学校の屋上では防水層の劣化が激しく、雨漏りの被害が報告されています。また外壁も劣化しており、発生したひび割れなどから侵入した雨水によって内部の鉄筋の腐食を引き起こすおそれがあります。
三島市では学校環境の改善のため、また漏水による構造体の劣化を防ぐため、屋上防水改及び外壁修工事を計画的に実施していきます。
エアコン設置事業
夏における暑さ対策として、平成30年度までに小中学校の普通教室・特別教室等に扇風機を設置しました。
令和元年度には、小中学校の全普通教室と図書室等の一部特別教室にエアコンを設置しました。
給食室空調設備更新整備事業
給食室の空調については、衛生管理上適切な温度管理・湿度管理のために設置されていますが、全校的に老朽化が進んでいます。
三島市では、計画的に空調設備の更新工事を実施していきます。
受水槽更新整備事業
受水槽は学校で使用する水をいったん貯めておくものですが、経年劣化により架台の腐食などが進むと、受水槽の落下や破損を引き起こします。
三島市では老朽化が進む受水槽を更新整備していき、ライフラインの一つである水の安全な供給を確保します。
受変電設備改修事業
受変電設備は、電気を学校に供給するために必要となる設備です。故障すると電気の学校への供給が停止するだけでなく、波及事故の発生を引き起こす場合もあります。
三島市では、老朽化している受変電設備を更新整備していきます。
非構造部材耐震化事業
東日本大震災では、屋内運動場等の吊り天井等が落下し、甚大な被害が出ました。
そのため、柔剣道場及び屋内運動場の照明器具等をワイヤー固定し、天井にネットを張るなどの天井落下防止対策工事を実施し、耐震化を図りました。
太陽光発電設備設置事業
三島市では、災害時における避難所としての防災機能強化を目的として、佐野小学校と長伏小学校と坂小学校に、環境省の基金を基にした補助金を活用して、蓄電池を備えた太陽光発電設備を設置しました。