地下水調査結果【令和6年10月】
三島駅南口の開発にあたり、地下水・湧水の保全は開発の大前提です。地下水の水位・水質を継続してモニタリングすることで、現状の把握と、万が一、地下水に影響が生じた場合に速やかに把握・対応できる体制を整えています。
地下水調査の概要
調査地点は、事業範囲を取り囲むように配置しています。
事業範囲の上流と下流で調査することで、万が一、事業により地下水に影響が出た場合の変化を把握することができます。
※西街区北側・西街区南側地点については、2023年3月で観測を終了しました。
※B-3・B-No.2地点については、2024年3月で観測を終了しました。
地下水への影響把握のため、地下水位と地下水質を測定しています。
事業範囲の上流と下流で調査することで、万が一、事業により地下水に影響が出た場合の変化を把握することができます。
※西街区北側・西街区南側地点については、2023年3月で観測を終了しました。
※B-3・B-No.2地点については、2024年3月で観測を終了しました。
地下水への影響把握のため、地下水位と地下水質を測定しています。
地下水位
- 10月15日 手ばかり水位(地下水位測定前1週間の降雨: 52.5mm(2024/10/9~2024/10/15))
- 水位の推移
- これまでの地下水位はこちら
※No.6とNo.7地点については、2024年9月19日から測定機器の調整のため自動計測を中断しています。(手ばかりによる測定は継続しています)
※2019年5月、測定機器の設置位置不良等のため修正を行いました。
地下水質(水温)
- 水温
- これまでの水温はこちら
※No.6とNo.7地点については、2024年6月から、自動計測器による測定値のうち「採水日」の正午時点の値を掲載しています。
地下水質(pH)
- pH(水の酸性・アルカリ性を示す指標です。0~14までの幅があり、pH7が中性、
それより小さければ酸性、大きければアルカリ性となります。) - これまでのpHはこちら
※No.6とNo.7地点は、2024年6月から、自動計測器による測定値のうち「採水日」の正午時点の値を掲載しています。ただし、2024年9月17日については、自動計測機器の不具合のため、その他の地点と同様に採水して測定した値を記載しています。
地下水質(EC)
- EC(電気伝導度:地下水に溶けている物質の量を示す指標です)
- これまでのECはこちら
※No.6とNo.7地点については、2024年6月から、自動計測器による測定値のうち「採水日」の正午時点の値を掲載しています。
地下水質(濁度)
- 濁度(水の濁りの程度を示す指標です)
- これまでの濁度はこちら
※No.6とNo.7地点については、2024年6月から、自動計測器による測定値のうち「採水日」の正午時点の値を掲載しています。
※2024年1月~4月にNo.7の濁度に高い値が検出されたことについては、現時点では以下のとおり考えています。
No.7の上流にあたるB-7、下流にあたるNo.6やB-No.2では変動に異常が見られないことなどから、地下水に懸濁物質が含まれているとは考えにくいと捉えています。
No.7の井戸では、井戸周辺の土などが細粒分となって流入し井戸孔内に溜まっている可能性があり、地下水位が低下する時期において、汲み上げ時にその細粒分を取り込みやすくなっている可能性も想定されます。
現時点では、十分なデータが得られていないため、引続きモニタリングを実施し原因究明と対策の検討を行ってまいります。
地下水質(主要溶存イオン)
- 主要溶存イオン(地下水に溶けている主なイオン)を指し、各イオンの量から地下水の特徴を知ることができます。
三島の地下水はCa2+(カルシウムイオン)、HCO3-(炭酸水素イオン)が多いという特徴があります。 - これまでの主要溶存イオンはこちら
- ヘキサダイアグラム(主要溶存イオンの量で形作られた六角形を指し、その形の違いで地下水の特徴を比較できます)