国指定史跡山中城跡の復旧工事について(令和2年12月末時点)

このページでは、令和元年10月12日の台風19号により被災した史跡山中城跡の復旧工事の進捗状況をお知らせします。

令和2年度の実施箇所について

復旧工事看板
 上り車線側の駐車場では、安全確保のため柵を設置していますが、トイレ脇からこれまでどおり山中城へ入場できます。ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
 2次被害が発生する可能性が高い地点を優先し、令和2年度に実施する箇所は、三ノ丸西堀、田尻ノ池周辺です。また、令和3年度に実施予定であった田尻ノ池、二ノ丸堀、西ノ丸堀の一部について、予定を前倒しして工事を実施しています。 復旧全体図はこちら
山中城被災状況地図

令和2年12月

保護層の積み直しが完了した箇所は、霜が降りないようブルーシートを被せています。
芝を張る工事は、5月からの実施を予定しており、それまでの期間は450年前の堀法面に近い様子を見学できる貴重な機会です。

令和2年11月 三ノ丸入口復旧状況

復旧前 大雨の水分で重くなった保護層が崩れ、赤土の遺構面が見えていました。
  • 三ノ丸入口復旧前1
    北から南に向かって撮影
  • 三ノ丸入口復旧前2
    南から北に向かって撮影

復旧後
崩落した土砂を撤去し、保護層を積みなおしました。
本来は写真のような赤土が当時の姿ですが、崩落防止のため芝張りをします。
寒い時期は芝の定着に適さないため、来年のゴ-ルデンウィーク明けから芝張りを行う予定です。
  • 三ノ丸入口復旧後1
    北から南に向かって撮影
  • 三ノ丸入口復旧後2
    南から北に向かって撮影(接写)

復旧模式図
復旧模式図