地域生活支援拠点等事業(みしまるネット)
令和4年7月1日から「地域生活支援拠点等事業(みしまるネット)」の運用を開始しました。
「地域生活支援拠点等事業」とは…
障がいのある方の重度化、高齢化や、介護者の急な不在、親亡き後等を見据えて、住み慣れた地域で安心して生活を続けられるようにするための事業です。障がいのある方を地域全体で支えるサービス提供体制の構築を目的としています。
地域生活支援拠点等事業では、居住支援のための5つの機能、「相談機能」「緊急時の受け入れ・対応」「体験の機会・場」「専門的人材の確保・育成」「地域の体制づくり」を整備します。
この5つの機能を集約した「多機能拠点整備型」と地域のおける複数の機関が分担して機能を担う「面的整備型」がありますが、三島市では地域の支援者をつなぐネットワークづくり、そのネットワークにより安心安全な生活を支える体制づくりが重要だと考え、「面的整備型」を整備することとなりました。
『みんな しあわせ まる ネットワーク』の頭文字をとって、通称『みしまるネット』です。
「みしまるネット」整備に向けての取り組み
「みしまるネット」の整備に向けたこれまでの取り組みは、令和2年度から三島市障がいとくらしを支える協議会(アーチ)に拠点事業プロジェクトを立ち上げ、「緊急時受入」「体験の機会」「相談機能」を中心に検討を始めました。
令和3年度はアーチの運営体制の変更により、「拠点事業プロジェクト」から「みしまるネットチーム」と呼び名を変え、基幹相談支援センター担当者がチームメンバーとなり、拠点事業における相談・緊急時受入・体験の機会等の各機能の目的や内容を具体的に整理し、情報の管理方法の検討や各種様式、支援者向け・本人家族向けのガイドライン、事業のイメージ図等を作成しました。また、作成にあたっては、基幹相談支援センター連携会議において、この事業の中心的役割を担う相談支援専門員の皆さんと協議を重ねてきました。
その他、アーチの運営会議において進捗状況を随時報告するとともに ガイドライン案を運営会議で協議し、運営委員の皆さんからも様々なご意見を頂きました。そして令和3年11月、令和4年6月に事業所の皆さんへの周知と協力依頼を目的に、市内事業所を対象とした研修会および説明会を開催し、令和4年7月1日から「みしまるネット」の運用を開始することになりました。