「老人ホーム入居権」を譲ってほしいという詐欺電話に注意!
「有料老人ホームや介護施設などに入居する権利を譲ってほしい」という詐欺の電話に関する相談が寄せられています。複数の人物が登場するいわゆる「劇場型勧誘」で、「老人ホーム入居権」を譲ってほしいと持ち掛け、承諾すると「あなたの名義で申し込みをするので一度あなたがお金を支払う必要がある」「権利を譲るために取引実績が必要でお金を振り込む必要がある」などと言葉巧みにお金を支払わせる手口です。
相談事例
大手建設会社Aを名乗り「老人介護施設の入居権を譲ってもらえないか」との電話があった。当市在住の70歳以上の女性のみに入居権があるという。自分は利用するつもりがなかったので、「利用したい人がいるなら使ってもらって構わない」と伝えた。後刻「あなたの名義で他県の人が入居できることになった。入居権を管理しているBという業者から確認の電話が入るので全て『はい』と答えてほしい。迷惑はかけない」と連絡が入った。Bから「入居一時金の入金が確認できた。本人に間違いないか」と連絡が入り不安になってきたので、Aに「今回の話はなかったことにしてほしい」と伝えたが「迷惑はかからないのでこのまま進めさせてほしい。警察に相談するとかえって大変なことになる」と言われた。その後Bから「金融庁の調査が入る。本人からの振り込みだと証明するために、いったん1,000万円を振り込んでほしい。後日返金する」という電話が入った。「そのような高額な支払いはできない」と断ったが、「摘発を防ぐために500万円だけでも協力してもらえないか」と重ねて振り込みを依頼された。怖い。どうしたらよいのか。(70歳代)
アドバイス
◆「あなたは入居権を持っている」「権利を譲って」「名義を貸して」などと持ち掛けてくるのは詐欺です!不安であれば留守番電話機能や発信者番号表示機能を活用し、心当たりのない電話には出ないようにしましょう。
◆やりとりしてしまっても、絶対にお金は払わないでください。不安に思ったときや困ったときは、三島市消費生活センター(市民生活相談センター内)又は消費者ホットライン(局番なし188)へご相談ください。
◆やりとりしてしまっても、絶対にお金は払わないでください。不安に思ったときや困ったときは、三島市消費生活センター(市民生活相談センター内)又は消費者ホットライン(局番なし188)へご相談ください。