推し絵本の紹介(0、1歳から)その1
いないいないばあ(松谷みよ子 文 瀬川康男 絵 童心社)
動物たちがいないいない…、次のページで「ばあ」とそれぞれ目を大きく開きます。
日本の伝承遊びを取り入れた絵本は、親子で一緒に遊びながら楽しめます。
優しい言葉、繰り返しのリズム、そして淡い色彩で描かれた絵は、子どもがその絵本の主人公自身となって楽しめます
くだもの(平山和子 作 福音館書店)
「さあ、どうぞ」くだものの実物の絵と、お皿に盛りつけたくだものを勧める絵を連続させたシンプルな絵本です。
プレゼントされるくだものを通して、きっと赤ちゃんは本の世界にくぎづけになることでしょう。
何度でも繰り返し楽しんでください。
がたんごとんがたんごとん(安西水丸 作 福音館書店)
黒い列車が、お客を乗せて走っていきます。
ほ乳びん・カップ・スプーン・りんご…。
さて、終点はどこでしょうか?
がたんごとんがたんごとんと繰り返し読むうちに、子どもたちも知らず知らず口ずさんでいます。
おつきさまこんばんは(林明子 作 福音館書店)
暗い夜空にお月さまがあらわれます。
見ている赤ちゃんは黒雲でお月さまが隠れると不安になります。
やがて雲が動き笑顔のお月さまに「こんばんは」。今度はホッとします。
リズミカルな文とあたたかみのある絵で描かれています。
じゃあじゃあびりびり(まついのりこ 作 偕成社)
じどうしゃ「ぶーぶー・・・」、みず「じゃあじゃあ・・・」。
ページをめくるたびに色々な音に出会えます。
はっきりした絵とわかりやすい言葉、赤ちゃんの好きなものがそろっています。
赤ちゃんが聞こえてくる音の真似が楽しくなる時期に最適です。
もう おきるかな?(まつのまさこ 文 やぶうちまさゆき 絵 福音館書店)
動物の親子が気持ちよさそうに寝ています。
ねこ、いぬ、りす、くまにぞうのゆったりとした寝姿が、とても微笑ましく感じられます。
「もう おきるかな?」と言った後ページをめくると、動物たちの満足した様子がうかがえます。
ぴょーん(まつおかたつひで 作 ポプラ社)
「ぴょーん」といろいろな生き物がジャンプする動きに合わせ、縦に開く絵本です。
ジャンプ前のためている姿と飛び上がる姿がどちらも力強く、リズミカルでもあります。
本を読んだ後に赤ちゃんにもおひざの上で「ピョーン」としてあげてください。
くっついた(三浦太郎 作 こぐま社)
離れている2匹の動物が、ページをめくるとくっついた!
最後は、おかあさんと子ども、お父さんも一緒にくっついた!
ほっぺとほっぺをくっつけて家族みんなが幸せになります。
あたたかなトーンですっきりまとめられた絵本です。
しろくまちゃんのほっとけーき(わかやまけん 作 こぐま社)
しろくまちゃんが、ホットケーキを作ります。
子どもが大好きな、食べ物のお話です。
赤ちゃんが興味を持つ擬音も効果的に使われています。
このシリーズは、全て明るい色調で描かれ、動きをわかりやすくとらえています。
また、暖かな視線で語られたお話に心が温まります。
おひさまあはは(前川かずお 作 こぐま社)
「おひさまが あはは」「ことりが あはは」。
お花、子犬、魚など、みんなみんな「あはは」と笑顔があふれています。
声に出して読んでいるうちに、赤ちゃんも大人も元気が出てきます。
柔らかな線で描かれるおひさまは金色に輝き、本当に幸せそうで、読み手まで笑顔になります。