文芸三島第47号 表彰式

文芸三島第47号表彰式
 「文芸三島」は毎年6月~7月の期間で作品を募集し、応募作品の中から各部門ごとに「文芸三島賞」1本(※)と、「文芸三島奨励賞」が数本選ばれます。
 令和6年度は12月13日に三島市民生涯学習センターにて文芸三島第47号入賞者の表彰式が開催されました。

文芸三島賞受賞者コメント

小説部門 一藤木 秀光 さん
 この度は、文芸三島の小説部門での文芸三島賞を頂き、ありがとうございました。小説部門での文芸三島賞受賞が目標でしたので、大変嬉しいです。私は、三島暦や三島の歴史を分かり易く伝えるにはどうしたらいいのか、いつも考えています。絵本も描きました。小説は読む人によって、人物や情景を、それぞれ異なった想像ができるのが面白いと思います。多くの方に読んで頂き、タイムスリップした世界や、その後の物語の展開を楽しみながら三島暦や三島の歴史を学んでもらえたら嬉しいです。更に続々編も書いてみたいと思います。

児童文学部門 寺田 ふたり さん
 新設の部門で賞を戴き、嬉しく思います。
 アナグマのお話の原案者は、五歳の息子です。死を扱っていたので、民話風の文を添え、創作しました。
 ふたりで成し得た作品で、受賞できたので、喜びもひとしおです。
評論部門 土屋 比都司 さん
 三島市観光協会が岐阜県郡上市と、同じ「古今伝授のまち」として交流し合いましょうという締結をした新聞記事を読んで、これは大変よいことだなあと思う反面、一般市民の方々はこの記事を正しく理解されているのだろうかという疑問がわきました。これが小稿を認めた根拠となったものです。執筆にあたっては、難しい歴史用語は出来る限り避けて、平たい文言にしたつもりです。どうか皆様には、三島にも全国に誇れる文化遺産として古今伝授という、歴史的事実があったのだと認識していただければ幸いに存じます。
随筆部門 古長谷 達子 さん
 今回、随筆部門で、初めて、文芸三島賞を受賞させて頂きました。ありがとうございました。
 私は、今年九月に末に傘寿を迎えました。高齢でも、毎日のように、畑での作業を楽しんでおります。いつまで継続できるのか、自分自身にもわかりませんが、ひとつの趣味として、できる範囲で続けたいと思っています。
 思いつくままの文章は、稚拙だとは思われますが、書きたいという意欲が沸き上がったとき、書き始めています。他の方々の作品から学ぶ努力は不足していますが、これからも、何か、書かせて頂きたいと思っています。

詩部門 今井 夕子 さん
 まさか詩部門で賞を戴くとは...。青天の霹靂でございます。私は、書いている途中でも書き終えても、必ず大きな声で納得ゆくまで作品を読み上げることにしております。今回も廻りに人がいないのを確かめてから読み上げたのですが、入浴中のはずの娘がしっかり聞いておりました。「私は詩の方が絶対いいと思う。」とまるで審査員のような口ぶりの評価を娘は致しました。結果は、娘の言う通りに。「ほらね。私の言った通りになったでしょ。」と得意げな娘の声が今回の受賞に華を添えてくれています。文芸三島賞、本当にありがとうございました。

短歌部門 竹井 英夫 さん
 私が短歌を始めたのは、はっきりとは覚えてないが多分二十年ほど前の事だと思う。なんとなくだらだらと続けて詠んでいる内に、令和三年静岡新聞の新春文芸短歌の部に入選。これを期に同年十一月岐阜県郡上市の古今伝授の里短歌大会で奨励賞を頂いた。こんな事からこれは面白いと思い、日記をつける様な気持ちで短歌作りを続けております。今回の受賞に感謝し、明日も短歌をとの勇気が湧いて来ました。有難うございました。

俳句部門  杉山 眞知子 さん
 今年八月、母が他界した。亡くなる少し前、95歳って言うけど不思議とそんなに生きてる気がしない、何年生きても同じ気がすると言った。人の一生は、長くても短くても、ほんの一瞬なのかもしれないと私は思った。
 母の五十日祭の時、祭壇に設えた鏡・剣・勾玉について禰宜さんが話された。鏡はこの世とあの世を繋ぐものでその証拠に、自分の顔のどこかに、必ず先祖の面影が宿っていると。私は鏡を見て、今、自分が先祖と未来の中継点にいるのだなと思った。文芸三島誌も正にそのごとくであり、今回の受賞、心より感謝申し上げます。

川柳部門  進藤 宇宙 さん
 川柳は自分の気持ちを詠みます。人の感情は、その時々により様々で、それを直接的に表す自由さがあり型にはまらず作句できるのが好きです。自分以外の人やものごとでも視点を変えて縦・横・斜めから自分に置き換えて表現するとユーモア穿ち哀しみの句ができます。
 川柳を始めて二十三年。十年くらい前に市長賞をいただきました。亡き母を想い、句に至り受賞の対象となりまして、とても嬉しかったです。そして今回の受賞は三年前に認知症と診断された夫の介護の日々の中で、気分転換に作句し応募した私にとってエールをいただきました。

はめ字文部門  諸橋 功 さん
 この度、「はめ字」部門で文芸三島賞をいただき、大変喜んでおります。
 「あきがくる」のお題をどのように表現するか悩みましたが、故郷越後長岡の田舎を思い出し、作りました。  これからも、読者が情景が浮かぶような作品を目指したいと思っています。
 ありがとうございました。