東海道三島宿
三島宿の四辻文化
三島宿の特徴として“四辻文化”をあげることができます。
これは、三島と伊豆一円を結ぶ下田往還道、三島と甲州を結ぶ甲州道、江戸と京都を結ぶ東海道の3本の道がクロスする交差点のこと。
各街道の主要交差点となる辻には古くから三島明神が鎮座し、明神を中心として南北の道が交差している辻に、町が形成され発展を遂げてきたのです。
これは、三島と伊豆一円を結ぶ下田往還道、三島と甲州を結ぶ甲州道、江戸と京都を結ぶ東海道の3本の道がクロスする交差点のこと。
各街道の主要交差点となる辻には古くから三島明神が鎮座し、明神を中心として南北の道が交差している辻に、町が形成され発展を遂げてきたのです。
中でも、三島明神から南へ伸びる下田往還道は、伊豆半島の木炭やワサビなどの物産を東海道にまで運び、三島からは三島暦などに代表される情報文化を伊豆半島奥深くにまで流通させる役割を担っていました。
こうした3本の主要街道の他にも、三島と相模一円を結ぶ矢倉沢通りや根府川通りなどの公道も三島を起点に四方に伸びており、それぞれの道がさまざまな地域の文化や産業を受信・発信する役割を果たしてきました。