三島市地域公共交通網形成計画案へのご意見と、それに対する市の考え方

該当箇所 意見の概要 市の考え方 反映結果
三島市地域公共交通網形成計画(案)の68ページについて  「せせらぎ号」については観光需要に対応することで収支改善の一歩としたい。現在は地元客が中心で収支率は良好ではないが、一定の乗客がいる。これを例えば熱海市の「湯遊バス」のように観光施設を回り一日券等の販売や、観光協会やバス停等で分かりやすい案内をすることで、観光客はこれに乗れば市内中心部を回れるようになればと思う。ただ、徒歩で回れること、徒歩の方が三島の良さがわかることもあるが、手軽に回る手段となれば今よりよいかもしれない。  せせらぎ号は、意見交換会等でももっと観光客利用の観点からの活用を進めるべきではないかとの同様のご意見をいただきましたので、今後の参考にさせていただきます。 今後の参考とするもの
三島市地域公共交通網形成計画(案)の65ページについて  バス・タクシー・自家用車の送迎が分離していることが望ましい。基本的な考えとして南口ロータリー内は公共交通優先の考えの基、少なくともバスロータリー内には自家用車は進入できないように物理的にできればと思う。自家用車進入禁止の看板はあるが、特に夜間帯が守られていない。元々バスの発着数に比べて容量が少ないため、事故防止の観点からも必要である。
 タクシー広場もできるならば、自家用車の送迎と一緒にならないようにしたい。そうなると自家用車の送迎は、東側の開発地(現在駐車場)にそのような場所を作れば概ね現在の形を維持しながら公共交通機関と自家用車の送迎を分離できるかもしれない。
 三島駅南口ロータリーは、バスの発着が多く、安全性の確保が難しい時間帯が生じてるため、三島駅北口ロータリーも含め、使用に係るルールの構築や機能分担について、協議会等により検討していきます(第4章4-5 B-4P65)。
 なお、東街区の再開発においては、三島駅南口広場の拡張の予定はありません。
今後の参考とするもの
三島市地域公共交通網形成計画(案)の62ページについて  運賃の高さを多様な運賃体系の構築・周知で解決に、これについては住民が利用しやすい運賃体系になればと思う。ただ、三島市だけではなく、タクシー協会での取り決めがあるので働きかける程度になるかもしれない。  計画案にも記載のとおり、タクシー料金や乗り場の周知、ワンメーター利用者の推進など、タクシーを利用しやすい環境整備について、協議会等の場を活用し検討していきます。 今後の参考とするもの
三島市地域公共交通網形成計画(案)の30ページについて  JR東海関係 場所的に厳しいが、南口券売機付近に新たな部屋等を設置し冷暖房設備やベンチ等のある待合室が欲しい。これにバスを待つ乗客も入れるようになれば、屋根付きの待合施設になると思う。ただ、券売機付近が困難であれば駅前広場にそのような建物があればよいかもしれない。
 JR東海への要望として、在来線ホーム上にも風を防げる冷暖房設備付きの大きめの待合室があれば特に冬場は助かる。
 待合環境の改善についての貴重なご意見として、交通施策の検討において、関係事業者と意見交換を図るなど、今後の取り組みの参考とさせていただきます。 今後の参考とするもの
三島市地域公共交通網形成計画(案)の21ページについて  質問5内信号の切り替えタイミングと併せて本町交差点三島駅方面から広小路へ右折する時にバスが中々右折できない状態になっている。バス同士で三島駅を同時発車の時には直進や左折するバスを先に行かせる等しているが、信号のタイミング等改良が必要と考える。市街地の慢性的な渋滞解消のため、例えば信号制御による公共交通優先システムも一つの手かもしれない。
 ちなみに次ページの④観光協会からの質問2にある三島駅からの沼津港へのバスだが、東海バスオレンジシャトルが過去に、伊豆箱根バスがおそらく現在も運行しているが、あると観光客はよいとは思うものの乗客はかなり少ない。
 運行環境の改善についての貴重なご意見として、今後の取り組みの参考とさせていただきます。 今後の参考とするもの
三島市地域公共交通網形成計画(案)ついて  どのページにもないですが、公共交通担当部署(または職員)が単独でいるとベストだと思います。おそらく他の部署と兼務し片手間になっているのが現状ではないでしょうか?  今後の具体事業は、公共交通担当部署、都市計画担当部署及び観光担当部署等が密に連携し取り組んでいきます。 今後の参考とするもの
三島市地域公共交通網形成計画(案)の64ページについて  可能な場所には64ページにあるような待合環境の改善とバス事業者と掲示すべきことも確認しながら耐久性のあるバス停を新造したい。  耐久性のあるバス停の設置を含め、待合環境の改善についてバス事業者等と協議を行い、検討していきます。 今後の参考とするもの
三島市地域公共交通網形成計画(案)の64ページについて  玉沢線については東海バスオレンジシャトル独自のバス停を順次きれいなものに変更していき、その費用は市としたい。  バス停は、バス事業者が整備を進めていくものでありますが、便利で快適に利用するための屋根やベンチなどの待合環境の改善については費用負担の方法等も含め協議会等にて検討していきます。 今後の参考とするもの
三島市地域公共交通網形成計画(案)の1ページ・8行目について  「現時点では充実した公共交通網となっています。」とあるが、「郊外地域での循環コースに課題がある。」と標記すべきではないか。  三島市全体として見た人口カバー率は、9割超という他都市と比較しても非常に高い値でありますが、利便性などの観点からは課題がありますので、修正をさせていただきたいと思います。 政策案に反映したもの(一部反映を含む)
三島市地域公共交通網形成計画(案)の11ページ・2行目について  「本市の観光交流客数は、2016 年度で年間7,862 千人であり」とあるが、本年3月の議会質問の中で、実数は約半分との数字が答弁されている。表現の変更と共に図も差し替えることが必要ではないか。  このページでは、県及び本市の観光需要を確認するための資料として、県が毎年度公表している「静岡県観光交流の動向」での観光交流客数の推移を活用しております。 反映できないもの
三島市地域公共交通網形成計画(案)の15ページ・1行目について  「公共交通網が充実していると言えます。」とあるが、沢地 ⇔ 富士見台間、錦が丘を挟んで錦田とは連絡がないので利用しにくい。バス会社が違うためなので、「行政が調整する方向」との表現が必要ではないか。  三島市全体として見た人口カバー率は、9割超という他都市と比較しても非常に高い値でありますが、利便性などの観点からは課題があることから、今後計画の推進により、利用者数が増加した後の次のステップとして、協議会の場で協議を重ねていくことになります。 今後の参考とするもの
三島市地域公共交通網形成計画(案)の17ページ・1行目について  市は、自主運行バス(玉沢線、きたうえ号、ふれあい号)と、市内循環バス(せせらぎ号、なかざと号)を運行しているが、「すべての路線が連携し乗り継ぎが出来る新システムの構築をめざす。」とすべきである。  第2章は、調査結果である本市の公共交通を取り巻く「現状」を記載しております。
 新システムの構築は、市民や来訪者にとって分かりやすく利用したいと感じる利用促進の施策などを行うことで全体利用者数の底上げを図った次のステップとして、事業者等と検討する際に参考とさせていただきます。
今後の参考とするもの
三島市地域公共交通網形成計画(案)の37ページ・19行目について  「交通手段を持たない観光客への交通サービスの提供が求められています。」とありますが、三島は歩いて楽しいまちづくりを目指すべきなので、観光客への対策は、箱根(スカイウォーク・山中城等)に行きやすいとか、柿田川(清住緑地等)とか、温水池や御園地域等の遠隔地へのサービスと分けて考えるべきではないか。  このページは、第2章の「本市の公共交通を取り巻く現状」から抽出された課題を整理しております。P65の「結節点における路線接続強化(接続バス路線、タクシーの案内強化)」の事業により、市民だけでなく観光客が、遠隔地はもちろん近距離であるまち中においても多様な交通手段を選択できるよう情報発信を強化すべく取り組みとして位置付けているものです。 既に盛り込み済のもの
三島市地域公共交通網形成計画(案)の39ページ・12行目について  「三島市中心から離れた地域でのバスによるサービスの充実を含め」とありますが、バスと限定せず多様な交通手段を活用すべきではないか。  誤記であり、ご意見のとおり、バスと限定せず、多様な交通手段を活用することを考えております。 既に盛り込み済のもの
三島市地域公共交通網形成計画(案)の41ページについて  三島駅南口前のバス停に混雑が見られる。「東街区の開発に合わせて再整備すべきである。」との文言を加えられたい。  P21やP38で、「狭小なバス乗り場」、「道路混雑等の運行環境」といった課題を抽出しております。
 三島駅南口ロータリーは、バスの発着が多く、安全性の確保が難しい時間帯が生じてるため、三島駅北口ロータリーも含め、使用に係るルールの構築や機能分担について、協議会等により検討していきたいと考えております。(第4章4-5 B-4P65)。
 なお、東街区の再開発においては、三島駅南口広場の拡張の予定はありません。
今後の参考とするもの
三島市地域公共交通網形成計画(案)の68ページについて  市は、自主運行バス(玉沢線、きたうえ号、ふれあい号)と、市内循環バス(せせらぎ号、なかざと号)を運行しているが、「すべての路線が連携し、乗り継ぎが出来る新システムの構築をめざす。」とすべきである。  新システムの構築は、市民や来訪者にとって分かりやすく利用したいと感じる利用促進の施策などを行うことで全体利用者数の底上げを図った次のステップとして、事業者等と検討する際に参考とさせていただきます。 今後の参考とするもの