昨年11月に古い住宅を取り壊して有料駐車場にしたところ、今年の固定資産税が高くなりましたが、なぜですか。
住宅用地の減額適用が受けられなくなったことによるものです。
住宅の建っている土地は、税額計算する際に住宅用地として減額する特例があります。
この特例は、毎年、1 月1 日現在の土地の利用状況によって決まりますが、今年の1月1 日現在は、駐車場となったため、住宅用地の減額適用が受けられなくなったことによるものです。
(駐車場の有料・無料の違いは、固定資産税には関係しません。)
住宅用地の課税標準の特例(専用住宅で1戸当たり
区分 | 固定資産税 | 都市計画税 | |
200平方メートル以下の住宅用地 | 評価額×1/6 | 評価額×1/3 | |
200平方メートルより大きい住宅用地 | 200平方メートル分 | 評価額×1/6 | 評価額×1/3 |
200平方メートルを超える分(床面積の10倍まで) | 評価額×1/3 | 評価額×2/3 | |
住宅の建っていない土地 | 特例なし | 特例なし |
【参考】 都市計画税とは
市街化区域の土地・家屋に対して、0.3/100の税率で課税されます。
償却資産には、都市計画税は課税されません。