【給食】学校給食の実施状況について

 三島市では、小学校14校が自校・直営・単独調理校方式、中学校7校が調理委託による自校親子方式の共同調理方式により、完全給食を実施しています。
 また、平成22年度から週5回米飯給食を実施し、小学校は自校炊飯で炊きたてごはんを提供しています。9校の小学校では、家庭用電気炊飯器で炊いています。

学校給食の役割

 学校給食は、成長期にある児童生徒の心身の健全な発達のため、栄養バランスのとれた豊かな食事を提供することにより、健康の増進、体位の向上を図ることはもちろんのこと、食に関する指導を効果的に進めるための重要な教材として、給食の時間はもとより各教科や総合的な学習の時間、特別活動等において活用することができます。
 特に給食の時間では、準備から後片付けの実践活動を通して計画的・継続的な指導を行うことにより、児童生徒に望ましい食習慣と食に関する実践力を身に付けさせることができます。
 また、学校給食に地場産物を活用したり、地域の郷土食や行事食を提供したりすることを通じ、地域の文化や伝統に対する理解と関心を深めることもできるなど高い教育効果が期待できます。

実施状況

単独調理場(小学校) 令和6年5月1日現在
施設名称 位置 給食室面積
(平方メートル)
対象児童数
(人)
給食回数
(回)
東小学校 東町10番1号 208 316 192
西小学校 緑町7番7号 256 348 189
南小学校 富田町6番1号 245 511 190
北小学校 文教町1丁目4番8号 632 577 190
錦田小学校 谷田966番地 498 513 190
徳倉小学校 徳倉4丁目1番45号 129 371 191
坂小学校 市山新田163番地の2 98 63 190
佐野小学校 佐野238番地 235 104 192
中郷小学校 梅名453番地 186 357 190
沢地小学校 沢地127番地の1 178 262 191
向山小学校 谷田1946番地 214 515 191
北上小学校 徳倉844番地の1 212 354 190
山田小学校 川原ケ谷812番地 201 451 191
長伏小学校 長伏226番地の5 215 282 191
合計 5,024

共同調理場(中学校) 令和6年5月1日現在
施設名称 位置 給食室
面積
(平方メートル)
対象校 対象
生徒数
(人)
給食
回数
(回)
錦田学校給食共同調理場 谷田1,505番地
(錦田中学校敷地内)
532 錦田中学校 376 180
山田中学校 262 178
北学校給食共同調理場 文教町2丁目32番60号
(北中学校敷地内)
532 北中学校 659 181
北上中学校 392 182
中郷西学校給食共同調理場 梅名854番地の1
(中郷西中学校敷地内)
532 中郷西中学校 365 180
南中学校 534 182
中郷中学校 189 182
合計 2,777

学校給食の目標

1 適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。

2 日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養うこと。

3 学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。

4 食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。

5 食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養うこと。

6 我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。

7 食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導くこと。

献立の方針

1 文部科学省が策定した「学校給食栄養摂取基準」に基づいて、栄養バランスのよい充実した献立となるよう努めています。

2 「日本型食生活に即した給食」の充実を図り、魚を主菜とした献立となるよう努めています。

3 「地産地消」に取り組み、安全でおいしい新鮮な地元食材を使用するよう努めています。

4 適切な食品の衛生管理に努め、安全安心な給食に努めています。

食の安全・安心と地産地消

1 給食のお米は、地元三島函南農協の「あいちのかおり」です。地元の生産者が丹精込めて作ったお米だから、安全・安心です。「あいちのかおり」は、香りと味の良さが特徴です。

2 お米に限らず、なるべく地元食材を使う「地産地消」を推進しています。三島市の令和5年度の給食地場産物使用率(食材ベース)は39.7%です。

給食費

給食費年額 1食当たりの単価 × 各学校で年間に実施する給食の回数 (年11期に分けて徴収)
小学校 1食当たりの単価 290円
中学校 1食当たりの単価 345円

給食内容

区分 小学生 中学校
主食 米飯 週5.0回 週5.0回
パン 月1回(食パン、ロールパン、加工パン)
月1回(ソフト麺、中華めん、うどん)
牛乳 毎日1本 200cc
副食 文部科学省の学校給食摂取基準に基づき栄養教諭または学校栄養職員が作成する
デザート 果物・乳製品ほか 随時

児童・生徒1人当たり栄養摂取状況

令和5年度


区分 単位 小学校 中学校
基準量 年間
摂取量
基準量 年間
摂取量
エネルギー Kcal 650 603 830 768
蛋白質 g 26.8 24.3 34.3 29.4
脂質 g 18.1 20.2 23.1 24.8
ナトリウム
(食塩相当量)
mg
(g)
787
(2未満)
926 984
(2.5未満)
1,144
カルシウム mg 350 353 450 383
mg 3 3.0 4.5 3.7
ビタミンA μ g RE 200 196 300 254
ビタミンB1 mg 0.40 1.00 0.50 0.74
ビタミンB2 mg 0.40 1.00 0.60 0.60
ビタミンC mg 25 34 35 35
マグネシウム mg 50 92 120 108
亜鉛 mg 2.0 3.0 3.0 3.5
食物繊維 g 4.5 5.6 7.0 6.5

食物アレルギーの対応

平成27年3月に文部科学省より示された「学校給食における食物アレルギー対応指針」に準じ、安全性を最優先し、校長等の管理職をはじめとした全ての教職員、養護教諭、栄養教諭・栄養士、調理場及び教育委員会関係者、医療機関、消防関係者等が相互に連携し、組織的に対応します。

対応の流れ
1 アレルギー対応を希望する保護者からの申し出
(1) 新入学児童は、就学時健診等にて保護者から学校に申し出ます。
(2) 在校生は、新たにアレルギー疾患を発症したことを保護者から学校に申し出ます。
2 医療機関を受診し、「学校生活管理指導表」を作成してもらい、学校に提出します。
3 保護者、管理職、養護教諭、栄養教諭・栄養士等と面談し、「学校生活管理指導表」の内容を確認し、対応について協議します。
4 希望する保護者に、料理ごとに使用している原材料が詳細にわかる献立表を事前に配布し、喫食か家庭から代替食を持参してもらうか等ご家庭で判断していただくことになります。
※アレルギー対応食を安全に作ることができる施設設備を有していないため、アレルギー対応食を調理することは難しい状況です。

家庭と連携を取りながら、児童生徒の発達段階に応じて、アレルギーに関する自己管理能力を伸ばし、アレルギーに関する正しい知識を持ち、安全な食品について自ら判断し選択する力、自分の身は自分で守るという意識を育てます。