三島駅南口東街区再開発事業 再開発ノート【第41回~】(広報みしま連載記事)

三島駅南口東街区再開発事業への理解を深めていただくため、広報みしまでは「再開発ノート」と題して、事業の進捗や要点などについてシリーズでお届けしています。
 ここでは、広報みしまの連載記事をまとめて掲載します。ぜひご覧ください。

〔第47回〕再開発事業の工事が始まりました

2月6日に、三島駅南口東街区A地区市街地再開発事業の安全祈願祭が開催されました。事業区域では、解体工事が始まっています。

令和5年12月に権利変換計画が認可されたことを受け、いよいよ工事着手となりました。まずは解体工事が始まり、解体が終わったところから順次、建築工事が進められ、令和9年度末に竣工という予定となっています。

工事着手に伴い、1月末をもって市営三島駅南口駐車場を閉鎖しました。今後、工事期間中はこれまでとは異なる料金体系で、駅への送迎用に特化した駐車場として運営されます。駐車台数が少ないため、市民の皆さんにご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。

1月17日には、工事着手を前に、工事計画の内容や施設計画、導入機能、地下水保全対策などについて皆さんにお知らせするため、市民説明会を開催しました。説明会でお示しした資料は、参加いただいた皆さんからのご意見・ご質問を踏まえ、内容を更新して市ホームページに掲載していますので、ぜひご覧ください。

表部分
※広報みしま2024年2月15日号に掲載

〔第46回〕解体・整地工事が始まります

令和5年10月に、三島駅南口東街区A地区第一種市街地再開発組合が、県知事に権利変換計画の認可申請を行いました。県知事から認可を受けると、再開発事業区域内の解体工事・整地工事が始まります。 事業が完成すると、広域健康医療拠点として、医療機能や子育て支援施設、商業施設や住宅などが整備され、市営駐車場は立体駐車場に生まれ変わり、駐車台数も現状より増加します。

工事期間(予定) 令和6年1月~令和10年2月
※工事の着手日や詳細な内容は、決定次第、市のホームページや事業区域への掲示などにより、市民の皆さんにお知らせしていきます。

【着工に伴うお知らせ】
1 市営三島駅南口駐車場の閉鎖
これまで、再開発事業用地を暫定利用し「市営三島駅南口駐車場」を運営してきましたが、権利変換により、用地を明け渡すこととなります。 ただし、駐車場の入口に近い数十台分は、当面の間、三島駅利用者の送迎用として確保しますのでご利用ください。利用可能台数が減少し、ご不便をおかけしますが、周辺の民営駐車場をご利用いただくなどご協力をお願いします。

2 駐車場出入口付近の改良工事
権利変換に伴い、再開発事業用地を明け渡すまでの間に、送迎車両用駐車場として利用できるよう、駐車場出入口付近の改良工事を行い、事業の円滑な推進と、市民の皆さんの利便性向上に努めていきます。

3 公衆トイレの撤去
市営三島駅南口駐車場内の公衆トイレは令和5年11月に撤去しました。今後は、トイレ使用について連携、協力いただいている「ローソン三島駅南口店」のトイレをご利用ください。 ご利用の際は、店員さんに声をかけ、清潔に使用してくださいますようお願いします。
(問合せ 廃棄物対策課 電話971-8993)

4 喫煙所の撤去
三島駅南口喫煙所は12月17日(日)まで使用できます。三島駅周辺は「快適空間指定区域」となっていますので、周辺の指定喫煙所をご利用ください。
(問合せ 環境政策課 電話983-2646)

【市民説明会を開催します】
再開発事業の着工を前に、施設計画や工事中の地下水保全対策などを説明します
とき 令和6年1月17日(水) 午後7時から(開場:午後6時30分)
場所 市民文化会館 大ホール
申込み 1月11日木までに電子申請 
    参加のお申込みはこちらから
問合せ 三島駅周辺整備推進課 電話983-2633

※広報みしま2024年1月1日号に掲載

〔第45回〕説明資料の更新について

昨年5月の、県知事による組合設立および事業計画認可以降、再開発組合において詳細な設計や全国的な工事費高騰の対応などの検討が重ねられてきました。今年9月には、それらを反映した事業計画について、県知事に変更認可申請を提出しています。

この新たな事業計画を受け、6月に公開した資料のうち、変更となった部分を更新・追加しました。

まず、資金計画について、工事費高騰などの影響により事業費が約261億円となり、これを国の新たな支援制度の活用と、国・県・市による補助金、事業で整備する保留床の売却益で収支を確保する計画となっていることや、市として補助金に限度を設定したことなどを説明しています。

また、権利変換計画について、市の資産である市営三島駅南口駐車場の価額と、新たに取得する立体駐車場の価額などの説明を掲載しています。さらに、市議会9月定例会で質問があった事項をまとめたページを追加しました。

資料は、市のホームページに掲載しているほか、市役所や公民館などでも配布していますのでご覧ください。

今後は、権利変換計画認可を経て、解体工事の着工となる見通しです。着工の前には、市民の皆さんに事業内容や工事についてお知らせする予定で調整しているところです。

※広報みしま2023年10月15日号に掲載

〔第44回〕市の情報発信と意見聴取の取り組み

前回の再開発ノートでお知らせしたとおり、現在、事業の進捗状況について市のホームページで説明資料を公開しています。公開を開始した6月1日から30日までの1か月間で、資料を掲載したページには、1,500件以上のアクセスがありました。

なお、資料公開に併せてアンケートも実施しました。自由意見欄には、三島の魅力を上げていくためのアイデアや、医療機能への期待、市民説明会の開催を望む意見などがあり、こちらもすべてホームページに掲載しています。

また、今年度もオープンハウスによる対話型の意見聴取の取り組みを継続しています。

5月には三島商工会議所で、7月には楽寿園で、それぞれイベントに併せて実施しました。7月には、公開した資料を説明しながら、フロアごとの導入機能のイメージについて意見を伺ったところ、皆さんからさまざまなアイデアや要望、事業に期待する声が寄せられました。

オープンハウスの取り組みを開始して4年目となり、意見聴取の件数は延べ846件となりました。今後も、市民の皆さんとの対話を大切に、よりよい再開発事業となるよう、情報発信と意見聴取の取り組みを継続していきます。

※広報みしま2023年8月1日号に掲載

〔第43回〕事業の進捗状況をお知らせします

市ではこれまで、市民の皆さんからいただいたご意見などを踏まえ、再開発事業の導入機能について、事業関係者との協議を重ねてきました。

また、昨年5月に県知事により「三島駅南口東街区A地区市街地再開発組合」の設立が認可され、組合では、実施設計や地盤調査を行うとともに、再開発事業の最後の大きなステップとなる「権利変換計画認可」の申請に向けた準備を進めているところです。

今回公開した資料では、それらの進捗状況について説明しています。

導入機能については、各棟のフロアごとに完成後のイメージの具体的な例を紹介しており、多くの皆さんにご覧いただきたいページとなっています。

また、先日の地下水対策検討委員会で確認した地下水保全策や建築物の安全性の検討状況、権利変換や情報公開の取組、今後のスケジュールなどについて説明しています。

この資料は、市ホームページで公開しており、市役所本館(西館3階 三島駅周辺整備推進課カウンター)や生涯学習センターなどでは、印刷したものを配布しています。

なお、資料の公開に併せ、6月30日までの間、アンケートを実施しています。オンラインでも回答できますので、ぜひご意見をお寄せください。

※広報みしま2023年6月15日号に掲載

〔第42回〕地下水対策検討委員会を開催しました

3月22日、第8回三島駅南口周辺開発地下水対策検討委員会を開催しました。

市では、平成28年度から、三島駅南口周辺の開発にあたって、地下水に影響の無いよう保全対策等を検討・確認するため、有識者による委員会を設置しています。

このたび、事業の進捗に合わせ、新たに建築(建築構造・地盤基礎)の専門家2名を委員に迎え建物の安全性に対する検討体制を強化する中で、第8回委員会を開催し、現時点の施設計画や地盤調査結果、事業関係者へのヒアリング結果などを報告しました。

東街区再開発事業では、杭を打たない直接基礎構造を採用しており、第7回委員会で、建物を支える溶岩層とその下の粘性土層の強度について、確認を行っています。今回の委員会では、追加の地盤調査や設計の進捗を踏まえ精査した結果を報告し、直接基礎の妥当性について、あらためて確認をいただきました。

ボーリング調査で採取した溶岩の実物(ボーリングコア)もご覧いただき、委員からは、それぞれの知見に基づき多くの質問や助言がありました。

委員会の全ての資料は、市のホームページで公開しています。今後も地下水のモニタリング調査を継続するとともに、委員会により地下水保全対策を確認しながら事業を進めていきます。

20230322地下水委
溶岩を確認しながら議論

※広報みしま2023年4月15日号に掲載

〔第41回〕権利変換計画の作成について

これまでもこのコーナーでお知らせしてきましたが、再開発事業における3つの大きなステップのうち、最後の1つとなるのが権利変換計画の認可です。

再開発事業においては、事業区域内の権利者が、事業施行前(従前)の権利の種類や資産に応じて、事業完了後(従後)の建物の床などを取得する仕組みとなっており、これを権利変換といいます。
従前・従後の資産の価格を算定し、権利者の意向を踏まえた権利変換の内容をまとめたものが権利変換計画です。

権利変換は、事業計画と密接に関連することから、設計業務において、工事費の動向などを踏まえて事業費の精査が行われています。
丁寧に精査を行う中で、適宜、事業計画に見直しを加えるなど、事業関係者による協議が重ねられています。

事業費の精査と並行しながら、再開発組合では、各権利者に対し、順次、権利変換の内容を示すとともに、具体的な意向の確認などを行っています。
市としても、地権者として再開発組合から説明を受けながら、適切な権利変換に向けて確認を行っていきます。

権利変換計画の認可の申請は、事業計画や各権利者の意向を調整の後、令和5年度に申請する予定となっています。
権利変換計画が県知事によって認可された後、解体工事・新築工事に着手するという流れとなります。

今後も、事業の進捗状況を随時お知らせしていきます。

※広報みしま2023年2月15日号に掲載