三島市役所新庁舎の整備地案について

市ではこのたび、新庁舎の整備地案として南二日町広場を選定しました。
市長メッセージ動画とともに、「新庁舎の整備地案を選定するまでの経緯」と「跡地の有効活用」についてお知らせします。

市長メッセージ動画(YouTube)※メッセージ全文は最下段に掲載しています

【動画】新庁舎整備地案の選定及び跡地活用の考え方について

 新庁舎の整備地案の選定と跡地活用の考え方についての動画を作成しましたのでご覧ください。(約30分)
【動画】新庁舎整備地案の選定及び跡地活用の考え方について

【簡易版】新庁舎整備地案の選定について

 今までの検討内容や、整備地案を選定した経緯をまとめた、簡易版の資料を作成しましたので、ぜひご覧ください。

新庁舎整備地案の選定について(簡易版)

新庁舎の整備地案を選定するまでの経緯

 
位置図
新庁舎整備に関しては平成27年より、市民会議や市民ワークショップ、パブリック・コメントに加え、市議会特別部会からの提言など、様々なご意見をいだたきながら検討を進めてきました。また、多くの市民の声をお聞きするため、令和6年5月に北田町(現在地)と南二日町広場のどちらが新庁舎の整備地にふさわしいかお聞きする、市民1万人を対象としたアンケート調査を行い、北田町(現在地)38.3%、南二日町広場61.3%の結果となりました。さらに7月には働く市職員からの要望を把握するためのアンケート調査も行いました。
 これらの検討や結果をうけて、新庁舎整備推進特別部会(市職員で構成された新庁舎の検討を行う部会)で議論、検討した結果、新庁舎整備地は南二日町広場に優位性があるという結論になりました。その後、部長会議(市行政執行部局の最高審議機関)で審議を行い、市としての整備地案は南二日町広場とすることが決まりました。

詳細は下記資料をご確認ください。

新庁舎整備推進特別部会としての整備地選定
参考資料1_三島市新庁舎整備に関する検討資料
参考資料2_新庁舎の整備地選定に向けた市民アンケート調査の結果について
参考資料3_新庁舎整備に関する職員アンケート調査結果
参考資料4_令和6年度第2回議員説明会資料

跡地の有効活用

にぎわい
新庁舎整備により生じる複数の跡地(本庁舎、中央町別館、社会福祉会館など)を有効活用することによって、人の回遊性を生み出し、まちのポテンシャルを最大限に引き出すことが出来れば、広い範囲で新たなにぎわいを作り出す原動力になると考えております。跡地等が生じることは、将来の発展に向けた好機として前向きにとらえ、市のみならず、関連団体や民間とも連携を図りながら、まちなかのにぎわい創出につなげていきます

※市長メッセージ全文

 三島市役所の新庁舎整備地につきましては、平成27年度より具体的な検討を開始し、市民会議や市民ワークショップ、パブリック・コメント、新庁舎整備検討委員会でいただいたご意見、市議会からのご提言等を基に、検討や検証を重ね、さらに本年5月から6月にかけて行いました1万人を対象とした市民アンケート調査の結果も尊重した上で、検討を進めてまいりました。
 その結果、市役所庁内の最終検討会議において、南二日町広場を選定し、8月22日に開かれました三島市議会議員説明会におきまして、ご提案させていただきました。
 新庁舎整備は、単なる、現庁舎の老朽化や分散化を解消するためだけではなく、新しい時代に対応した、利便性の高い施設を市民の皆様に提供するとともに、更なる本市の発展を図るための最大のチャンスととらえております。
 このチャンスをしっかりと活かすことにより、市民の皆様が三島で暮らして良かったと実感していただくウェルビーイングに結ぶとともに、本市の輝く未来が創造できるようなまちづくりに繋げていく所存であります。
 南二日町広場を新庁舎の整備地として選定した理由につきましては、詳しくは市ホームページに掲載しておりますのでご覧いただきたいと思いますが、費用面や防災対策をはじめ、市民の利便性、跡地活用など、さまざまな観点から慎重に検討、検証を進め、総合的に判断したものでございます。
 まず、費用面につきましては、南二日町広場に新庁舎を整備することで、建設事業費は抑制され、更に、ライフサイクルコスト(建物の設計・施工から維持管理なども含めた費用の総額)についても、縮減を図ることができます。
 さらに、仮設庁舎が不要となり、引っ越しやその都度のOA機器の配線作業など、諸費用の縮減にもつながります。
 次に、防災対策につきましては、南二日町広場は敷地が広く、災害時の受援体制において、活動拠点の多くを機能的に配置することができます。
 また、敷地をかさ上げするとともに、国道1号からの進入路を整備して、浸水対策には万全を期してまいります。
 次に、市民の利便性につきましては、一棟建てにすることにより、各フロアも広くなり、ワンストップサービス窓口の設置も可能となります。更に、多くの市民の皆様が集う施設として、休日や時間外の利用も想定されますので、皆様が利用しやすい施設となるよう、カフェやコンビニエンスストアなどの市民からの要望の多い機能も導入し、利便性の高い庁舎に生まれ変わります。
 また、現在、ご不便をおかけしております庁舎駐車場につきましても、台数のみならず利便性も重要でありますので、ユニバーサルな視点で、どなたにも使いやすくなるように整備してまいります。
 交通アクセスは、二日町駅や国道1号に近接しており、バス路線の見直しも図ってまいります。 
 跡地の活用につきましては、今後生じる本庁舎敷地を含めた中央町別館や社会福祉会館等は、まちなかの更なる賑わいの創出に向けて、活用を図ることを目的とした、基本構想を別途策定して参る考えであります。
 新庁舎整備により生じる複数の跡地等を有効に活用することによって、まちが持つ潜在的な魅力を最大限に引き出し、多くの方々に来訪していただくことができ、新たな人の流れを生み出していくことができるようになるものととらえております。
 今後、11月を目途に、基本構想案についてパブリック・コメントを実施することとしております。このパブリック・コメントを通じてご意見を頂戴したいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。なお、これまでも、市ホームページなどにより、様々な情報の発信に努めてまいりましたが、このパブリック・コメントに向けて、更なる説明資料や動画の配信を実施してまいります。
 新庁舎は現段階で、7年後の令和13年(2031年)の完成を目指しております。利便性や防災面、施設の機能面など、様々な点を強化し、市民の皆様が安全・安心にお過ごしいただける拠点として市役所が生まれ変わります。
 新庁舎の建設は、市民の皆様から愛され、親しまれ、そして何よりも使いやすい庁舎となるよう計画を進め てまいりますので、市民の皆様におかれましては、ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
 最後になりましたが、これまで市民会議やワークショップに参加していただいた皆様、また、アンケートにご回答いただいた皆様に深く感謝申し上げます。

  三島市長 豊岡武士