水と三島宿
水と暮らし
今日のように上水道が整備されていない時代、生活に必要な水の多くはカワバタでまかなわれていました。
カワバタとは、川の岸辺に少し張り出しをこしらえ、そこを足場に洗い物などをする水場のこと。
カワバタとは、川の岸辺に少し張り出しをこしらえ、そこを足場に洗い物などをする水場のこと。
夏、食べ物が腐りやすい季節には、カワバタにフネを結びつけておき、水面に流しておきました。
フネはいわば天然の冷蔵庫代わりです。そこに食べ物を載せフタをしておけば、太陽が降り注ぐ夏でも、川の水温により食べ物の腐敗を少しでも防ぐことができたからです。
フネはいわば天然の冷蔵庫代わりです。そこに食べ物を載せフタをしておけば、太陽が降り注ぐ夏でも、川の水温により食べ物の腐敗を少しでも防ぐことができたからです。
水辺を所有していない家では、共同のカワバタを利用。それぞれ家から持ち寄った洗い物をそこで洗いました。
そこで繰り広げられるのは井戸端会議ならぬカワバタ会議。カワバタは主婦たちの社交場でもありました。
川の漁も三島宿のかつての風物詩です。
そこで繰り広げられるのは井戸端会議ならぬカワバタ会議。カワバタは主婦たちの社交場でもありました。
川の漁も三島宿のかつての風物詩です。
三島の子供たちは、ハヤビンやモジリという仕掛けでハヤをとり、夕げの食卓に色どりを添えていました。