水と三島宿
水の流れ
江戸時代、険しい箱根山を越え、ほっと一息ついた旅人は、富士の清流がコンコンと湧きだす湧水を見いてたいそう感動し、誰ということなく《水の都》と呼びはじめたと伝えられています。
《水の都》の源泉は二つに大別することができます。
第一は、三島の湧水です。35kmほど離れた富士山の雨水や雪解け水などの地下水は、溶岩トンネルを通過することによりろ過されて、町内のあちこちから湧き出していました。
《水の都》の源泉は二つに大別することができます。
第一は、三島の湧水です。35kmほど離れた富士山の雨水や雪解け水などの地下水は、溶岩トンネルを通過することによりろ過されて、町内のあちこちから湧き出していました。
三島の市街地には、楽寿園、菰池、白滝公園などの湧水池があり、この池を源に祓戸川、御殿川、源平衛川、蓮沼川などの大小河川が流れ、湧水池を源流に用水が整備されていました。
二番目に、素晴らしい水をたたえた二つの河川を上げることができます。
伊豆と駿河を分けた境川と箱根西麓を源流としたカン川(現在の大場川)です。
これらの川に沿って、人々は独特で趣のある水辺の生活を繰り広げていたのです。
人間にとって欠くことのできない水は、三島の暮らしや文化を豊かに育んでくれました。
これらの川に沿って、人々は独特で趣のある水辺の生活を繰り広げていたのです。
人間にとって欠くことのできない水は、三島の暮らしや文化を豊かに育んでくれました。