ふるさと探訪
三島の村名1 伊豆佐野村(佐野・萩地区)―道祖神(どうそしん)― (平成27年7月1日号)
伊豆佐野村(現在の佐野・萩地区)のうち、佐野地区には、村を守る石造りの神様、道祖神(サイノカミサン)が多数残されています。
小正月の行事ドンド焼きは、かつては炎の中に道祖神を入れて清めるなど、本来、道祖神と関係のあるお祭りです。近年のドンド焼きは一月第二日曜日ごろ(本来は十四日)に行われています。この数日前から道祖神の周囲に正月飾りでやぐらを作って飾ります。また、道祖神がない地域では正月飾りを決められた場所に集めます。そのため、ドンド焼きは、地区内で数カ所に分かれて行われ、今でも佐野地区では、道祖神と密接に関連した独特の祭りとなっています。
▲正月飾りで飾られた道祖神
【広報みしま 平成27年7月1日号掲載記事】
ふるさと探訪(2015年度)
- (第334号)広小路と三島宿の火事(平成28年3月1日号)
- (第333号)三島のまつりの今―オテンノウサン―(平成28年2月1日号)
- (第332号)三島のまつりの今―各地のドンド焼き―(平成28年1月1日号)
- (第331号)三島のまつりの今―ヤッサモチ・佐野―(平成27年12月1日号)
- (第330号)三島の絵はがき2―災害絵はがき―(平成27年11月1日号)
- (第329号)三島の絵はがき1―記念絵はがき―(平成27年10月1日号)
- (第328号)終戦直後からの社会の民主化の働き―庶民大学三島教室―(平成27年9月1日号)
- (第327号)移りゆく時代のおもちゃ―モダンな大正時代―(平成27年8月1日号)
- (第326号)村を襲う水害 安久・杉山家文書(平成27年7月1日号)
- (第325号)新規資料(絵図)浮世絵・村絵図(平成27年6月1日号)
- (第324号)豪農の本棚から―安久・杉山家に伝わる古書―(平成27年5月1日号)
- (第323号)安政東海地震 三島宿の被害状況(平成27年4月1日号)